スタンド・バイ・ミー
映画「IT」のペニーワイズがドナルド風になったデザインのTシャツ。
スティーヴン・キングTHE BODY(「死体」)が原作の映画スタンド・バイ・ミー。
おっさんになる程染み渡る映画。
自分が子供の頃は今よりもう少し世の中がおおらかで東京でも郊外は自然が結構あった。
どぶ川に沿って延々と歩いてみたり、 自分たちの背よりもずっと高い塀の上を行けるところまで行ってみたり、 ヒルこそいないが自分より大きな犬に追いかけられたり、 知らない隣の町まで行って中学生にカツアゲされたり、 他校の小学生達とクワガタのことで何故か決闘することになったり、 昼間から酒臭い謎の怖い叔父さんに噛み付かれたり、 柵の上を平行棒のように歩く勝負で股間を強く打ちつけたり、 それはそれで小さな冒険が沢山あった。
そういうキラキラした思い出は遥か昔で二度と体験できることは出来ず、宝物を入れたお菓子の缶を開けてみるように慈しむことしか出来ない。そういうおっさんがノスタルジーを感じる映画。
おっさんになると涙腺が緩むのでテーマ曲聴くだけで泣きそうになる。
リヴァー・フェニックスがドラッグのオーバードースで若くして死んでしまっているというのがまたイメージと重なる。
24のジャックでおなじみの若かりし頃のキーファー・サザーランドが不良の兄ちゃん役で出てる。この人はおっさんになっても素でやんちゃなままだね。