レディ・プレイヤー1
大好き。
アメリカも日本も元気だったいい時代の空気が漂っている中年キラーな映画。
映画好き、ゲームや漫画などのポップカルチャー好き、特に80年代好きな人は観るべき映画。
異論はあると思うが、個人的にキングオブ映画はバックトゥーザフューチャーだと思っている。予告や事前に観たレディ・プレイヤー1 の印象はBTTFを彷彿とさせ、21世紀のBTTFの出現かと思いワクワクしながら劇場に向かった。
結果から言うとその予感は半分アタリで半分ハズレといった感じだった。RP1はBTTFのように王道の娯楽映画で、笑えてドキドキ出来てじんわりするところもあり鑑賞後は爽快感が残る。多くの版権物キャラの出演は、BTTFのナイキやピザハットのように現実世界と地続きの未来世界であることを感じさせる楽しい要素だし、随所に観るものを楽しませるサービス精神あふれる要素が盛り沢山だ。
しかしBTTFには及ばず、小粒感がある。BTTFを名作とするならRP1は佳作といったところ。
それでも膨大な版権キャラを探すのも楽しいし、随所に散りばめられた映画ネタや漫画ネタを見つけるのも楽しい。
元ネタを知らなくても純粋に楽しめる冒険活劇になっているので誰にでも楽しめる映画ではあるのだが、劇中の物語上重要な鍵である某名作映画のパロディシーンでは「あ〜エレベーターの方行ったら…ホラー言わんこっちゃない!」と心から楽しめたりと元ネタを知ってるほど楽しめる映画であるのは確か。
しかしスピルバーグ監督も高齢なのにVRのツボを押さえてしっかり仕上げているのは流石だなぁ。