映画好きは映画Tシャツを着て映画を見に行くか

とある映画Tシャツ好きの、記憶力の悪い男が映画を見た感想を忘れないように書き綴っていく感動の物語

カッコーの巣の上で

ゴッドファーザーロゴ風、スターウォーズのダースベイダーがモチーフの映画Tシャツ


 

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1975年の名優ジャック・ニコルソン主演の映画「カッコーの巣の上で」。

やはりいい映画ですね。

タイトルのカッコーの巣は英語で精神病院の別称だそうで、強制労働を避けるために精神病院へ装置された男マックことマクマーフィが抑圧的で管理主義的な婦長と衝突し、自由を求めて戦う話です。

ジャック・ニコルソンの若くバイタリティあふれる演技(と言ってもアラフォーですが)が堪能できます。

 

 

映画を見始めるとジャック・ニコルソン演じる主人公マックの人を食ったような態度やルール無視の姿勢、患者仲間をからかう軽薄さ、劇中の精神病患者の薄気味悪さが最初に目に付きます。ですが、見ていくうちにマックの性根の優しさや自由を愛する天真爛漫さに魅かれ、それとともに周囲の人物たちも愛すべき可愛い人たちに見えてきます。

また、映画を見る者の気持ちがマックや仲間たちに近づくほど、当初自愛と威厳に満ちた態度で患者に接していたように見えた婦長が、自分の王国を守ろうとする管理主義的な独裁者のように映るようになります。

純粋すぎるほど無垢なビリーや、静かなるネイティブインディアンの大男チーフ、表情豊かな患者テイバーなど患者仲間も魅力的で、ビリーの悲しい結末を目にしたマックの行動やチーフとの秘密の約束などはマックの本質を語っていると思います。原作の本ではチーフ視点で語られているそうです。

ダニー・デヴィートバックトゥーザフューチャーのドクことクリストファー・ロイドがテイバーの役で出演しています。この映画はクリストファー・ロイドの初の長編映画出演作ということです。何度かあの目を見開いたドクの表情が拝めますw

マックは最終的にロボトミー手術によって本当の籠の鳥とされてしまいますが、心から自由を愛した男の精神は、チーフによって解放されたのだと思いたいですね。チーフ脱出の際に選んだ方法がマックの叶わなかった方法と言うのがまた心に響きます。

どうでもいいですが精神病院が舞台の映画は最後にロボトミー手術しがちですね。レイザーラモンRGのあるあるネタみたいな言い方になっちゃいましたが特に古い映画はそんな気がします。

あともっと本当にどうでもいいですが、婦長がオセロ中島に見えて仕方がなかったですw