CALIBRO35
タランティーノ好き?レザボアドッグスがテーマの映画Tシャツ。
映画好きの皆さん、CALIBRO35はご存知ですか?
超カッコいいんです。
とはいっても映画のタイトルではなく、バンド名なのですが。
ビレッジヴァンガードで流れていてあまりのかっこよさに衝動買いしてしまったのでいつもは映画レビューですが、音楽レビューなのです。何かの映画のサントラでもないので完全にスレ違いならぬブログテーマ違いかと思いきや、映画と全く無関係でもないのです。
自分が衝動買いしてしまった2013年の10月にリリースされたCALIBRO35の「Traditori di tutti」のCDの帯の文言を引用すると
大物プロデューサーの手がける、スペシャル・シネマ・ファンク・プロジェクト! ザ・ミューズ、フランツ・フェルディナンドをプロデュースし、グラミー賞にもノミネートされたトマッソ・コリーヴァが黄金時代のイタリアン映画音楽を現代によみがえらせるべく集結された凄腕のジャム・ミュージシャンによって結成されたのがカリブロ35だ!あのタランティーノも敬愛する黄金時代のイタリアン・サウンド・トラックの中でも、特にファンクに焦点を当て、架空の映画のサントラに仕立てたのが今作だ!クライム・サスペンス系の映画に使わせれそうなスリリングな楽曲や、アクションシーンのテーマ曲からラヴシーンのバラードまで、最初から最後まで耳が離せないストーリー仕立ての全13曲!!
ってことです。
あんまり音楽詳しくないですが、CALIBRO35はイタリアのバンドでイタリア国内では数万枚の売り上げを誇るそうです。ジャンル的にはファンク、ジャズ、オルタナティブロックって感じで昔の映画のサントラのようなザラザラとした重厚な音楽です。タランティーノとかロバート・ロドリゲスの映画で使われていそうな音楽と言えばイメージしやすいかもしれません。
ビレッジヴァンガードで流れていて思わず足を止めて聞いてしまったのは、犯罪映画の音楽みたいでタランティーノとかロバート・ロドリゲスの映画で流れそうなかっこいい曲だなーと思ったからですが、まさに1970年代のイタリアの犯罪映画がバンドのコンセプトということでなるほど得心したわけです。
タランティーノとロバート・ロドリゲスの架空のB級映画館をイメージしたグラインドハウスと同じノリのバンドって感じですね。
長いことファンであるバンド以外のCDを買うのは久しぶりですがすぐにその場で購入して帰宅して聞いてみると、まるで架空の映画のサントラで、映画冒頭の主要人物のシーンからのアップで静止画にドーンと太いフォントで役者名as役名が出て…とか、何かの取引の緊張感のあるシーンだとか、これはお色気シーン、これはクライマックスの銃撃シーンだ。とか、なんとなくシーンを想像してしまいます。
ビレヴァンで流れていたのはCDではなくPVなのですが、これがまたかっこいい。
おそらく架空の映画をイメージした映像に出てくる仮想主人公と思しきゲイリー・オールドマン似の長髪男もかっこいいし、時折差し込まれる演奏シーンのバンドメンバーは全員目出し帽をかぶっているし、PVも欲しいぐらいです。
Calibro 35 - Giulia Mon Amour [Official Video] - YouTube
タランティーノやロバート・ロドリゲスが好きだったり、クライムムービーが好きだって言う人はオススメです。これを聞きながら歩けば自然と歩幅が広がり、脳内で役名as自分の名前が表示されること請け合いですw