デス プルーフ
レザボアドッグスの冒頭シーンが最後の晩餐風になったデザインのレザボアドッグスTシャツ
デス・プルーフとプラネット・テラー がモチーフのグラインドハウスTシャツ
2007年製作のタランティーノ映画デスプルーフ イン グラインドハウス。
B級映画ばかりを2.3本だてで放映するグラインドハウスというアメリカの映画館をイメージした「グラインドハウス」としてロバート・ロドリゲスと共同で制作した作品のうちの片割れの映画です。
グラインドハウスはクエンティン・タランティーノのデスプルーフとロバート・ロドリゲスのプラネット・テラー の二本と架空の映画の予告編4本から出来ていて、場末の安っぽい映画館テイストに仕上がっています。
デスプルーフはあらすじの予備知識無しに見ましたが、冒頭は1973年のスピルバーグ監督の激突っぽい感じにチラ見せする不可解な恐怖的になるのかなと思っていたら全くそんなことはなく、カート・ラッセル演じるスタントマンマイクががんがん出てきてただのおかしい奴なだけで、この映画はどういうものとしてみればいいのかな…?っと思っているうちにおわちゃった感じです。
関係ないけどふと思ったので書いちゃいますが、そういえばジョジョの奇妙な冒険の第三部のホイールオブフォーチュンの話は多分激突をモチーフにしてますね。運転席の窓から見せる右手、意図のわからない不可解な恐怖はまさに激突です。
デスプルーフに戻ると、そんな感じなので内容なんてないに等しいし、無駄話の楽しいタランティーノ映画の真髄発揮ってな感じで延々ガールズトークが続きますが、無駄話の中にレザボアドッグスのような笑いどころもないのでそこも楽しめず見ていてだるくなってきます。
唯一ちょっとふふってなったのはホラー映画のアンデッドなキャラクターたちのように強靭でパワフルなスタントマンマイクが守勢に回ると弱いところぐらいです。
終わり方もどーんばーんぱーんちばんざーい!って、投げやりで正直言ってクソ映画です。
まあですが、そもそもB級映画を作ろうとして作ったわけなので意図どおりなのでしょう。ただ単純に昔ながらのカースタントアクションが撮りたかったんだろうなという感じです。そういえば車のボンネットに張り付いていたお姉さんは、実際にキルビルでユマ・サーマンのスタントをしていたスタントウーマンの方だそうです。ちょっとユマ・サーマンに似ているなーと思っていたので納得です。
ほかの監督なら金返せって思いそうですが、まあ、タランティーノだから…で許される映画って感じですね。